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六本木ヒルズで松江哲明&前野健太&長澤つぐみ

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いまさっき、『ライブテープ』を東京国際映画祭で観てきました。
本っっっ当に素晴らしかった!!!

何度も落涙しそうになりました。いろんな意味で、あるいは意味もなく。

意味をひとつだけ書きますと

いま、映画が持つ先端的な可能性と袋小路って、
編集と映像処理がもたらす万能感じゃないですか。
それは観客の感覚の拡大と同時に、感覚の麻痺をもたらすので
基本的にエスカレートしていくしか道はないわけです。

しかし『ライブテープ』は、
ワンシーンワンカット74分の「編集しない」って方法を取ることで
まったく逆の方向に、映画の可能性を洗い直しているんですよ。
これは今、最もラディカル(過激/根源的)な映画表現の試みだと思う。

・・・と書くと、あまりに説明が意味的すぎて何かつらくなってきましたが
とにかくここには、目からウロコ系のまったく新しい形で、生々しい映画の感動とスリルがめっちゃあるわけです!!
(全編ワンシーンワンカットの作品は以前にもあるよ、というマニアな声も聞こえてきそうですが、それをライブ=ドキュメンタリーでやるのは全然意味が違うことだろ?と手早くシャットアウトしておきたい)

それを呼んだのは、もちろん編集=操作しない「時間」の全面導入。
つまり「万能感」ってのは、表現を「無時間」的にしてしまうから、感覚の「麻痺」につながってくるわけです。
・・・ますます意味的に聞こえてしまうか?
もっとわかりやすく言いたいんだけど、どうやらまだ僕の力では無理です!

もういっこだけ。音もめっちゃいいです!!
まさにごつごつとした「生」が飛び込んでくるような音。
実は僕の右隣の席が、音作り担当(レコーディング・エンジニア)の山本タカアキさんだったのでした(M-ON!斎見さんのご紹介により本日初対面)。
そして左隣はQJ藤井氏。彼も絶賛。ちなみに『銀魂』号はやっぱりバカ売れしているそうです。
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